こんにちは。音楽ブロガー大学生SaiToH(@S41T0H)です。
去る8月1日、やっとラブサマちゃんことラブリーサマーちゃん(@MAJIRESU_YAMETE)のサブスク配信がスタートしました。
つまりはApple MusicやSpotify、LINE MUSICといった音楽配信サービスで聴き放題というわけです。めちゃ嬉しい。
というわけで、今回は配信を記念して僭越ながらラブサマちゃんのおすすめ曲を厳選しておすすめポイントとともにご紹介します。
この機会に、ラブサマちゃんを、聴こう。
ラブサマちゃんと僕
(興味ない方は読み飛ばして結構です……)
突然ですが、僕はラブサマちゃんのファンです。
上の写真のとおり、ソロライブ(ラブリーサマーソニック)を含め少なくとも3回は観に行っているし、CDも集めました(ヒビ入っちゃっててゴメンなさい)。大好き。
あと、これはどうでもいいんですけど僕のパソコンにはインテルとラブサマちゃんが入ってます(下図参照)。
インディーズ期のものも含めラブサマちゃんのCDはそこそこ持っているのですが、『人間の土地』はまだ入手していなかったのでApple Musicで聴きまくっています。
「海を見に行こう」は、こないだ彼女と深夜バスで行った早朝の日本海で聴いてすごいエモかったです。世界よ、これが”エモ”だ。
個人的にはライブでも聴いたレディヘの「High and Dry」のカバーが最高にLOVE♡です。
↑カップリングのフラカンのカバー「また明日」がこれまためちゃくちゃイイです。
ラブサマちゃん初心者におすすめな曲6選
まだラブサマちゃんの曲を全然聴いたことない、という人向けの初心者セットを用意しました。
とりあえずこの辺を聴いていただければラブサマちゃんの魅力に惹き込まれるハズです。
ラブサマちゃん初心者セット(クリックするとYouTubeで開きます)
盤石の布陣すぎますね。盤石が過ぎる。
特に「ベッドルームの夢」や「あなたは煙草 私はシャボン」は鉄板中の鉄板なので必聴です。
この辺は90年代の日本のオルタナティブ・ロック的な哀愁とささやくようなボーカル、永井聖一さんを連想させるギターリフが印象的です(特にラブサマちゃんの初期は真部脩一さんが多用するコード進行(4-5-3-6のいわゆる王道進行)がよく使われています)。
そして3~4の「私の好きなもの」「魚の目シンパシー」はポップさが特に押し出された2曲。
「私の好きなもの」はテクノポップ的なサウンドで最高だし、「魚の目シンパシー」はギャルバンっぽくて最高です。
5~6は比較的最近の楽曲です。
「202」は去年あたりに流行っていたようなグルーヴィなシティ・ポップ。ラッパーの泉まくらさんとコラボしています(泉まくらさんの作品では禁断の多数決とのフィーチャリングが好き)。
しかしラブサマちゃんのエッセンスはギターリフなど随所から感じられて素晴らしい。
「青い瞬きの途中で」はブリグリや初期くるり、GRAPEVINEの影響をモロに感じさせるオルタナロックな一曲(タイトルは「長いため息のように」のオマージュらしい)。
ラブサマちゃんがライブでこの楽曲を歌う姿には川瀬智子さんを重ね見てしまい、まさにヘブンリーです。
ちなみに『LSC』の最後のトラック「僕らなら」もUKロックっぽくて最高です。
他にもカバーの「水星」や「今夜はブギー・バック」、映画の主題歌の「わたしのうた」など書ききれないのですが、キリがないので続いては個人的なおすすめを紹介していきます。
個人的・ラブサマちゃんおすすめ楽曲6選
ここからは完全な僕の個人的な趣味になりますが、しばしお付き合いください。本当に全部いいんです。
①ルミネセンス
「夏祭り」「若者のすべて」「風をあつめて」とならんで夏に聴きたい楽曲No.1こと、ラブサマちゃんの「ルミネセンス」。最高です。花火大会に行きたくなる。
まずは楽曲構成が特殊です。
イントロは1分もあるし、構成もAメロ→Bメロ→Aメロ→間奏→Cメロ→Bメロと、標準的なJ-POPとはだいぶ異なります。
add9(アドナインス)コードをうまく使ったコードワークもスゴくかわいいです。
②PART-TIME ROBOT

なんとラブサマちゃんの谷間に挟まって渋谷を散策できる360度MV。発想がイカれていますね。
この曲、超カッコよくないですか?
小気味よいリズムはWeezerの「Beverly Hills」のオマージュで、軽くドライブ気味なラブサマちゃんの力強いボーカルは新鮮ですごくカッコいい。
Aメロの低音はクールだし、コーラスの透き通った高音とすこし語尾が上がるセリフ部分はカワイい。
僕もこの曲からWeezerの「Make Believe」を聴きました。最高のアルバムに出逢うきっかけをくれたラブサマちゃんに感謝です。
ラブサマちゃんはシングル「青い瞬きの途中で」のカップリングとしてOasisの「Rock ‘n’ Roll Star」を歌っているようにUKロック・フォロワーなんですね。オアシスのカバー、とても良いです。
③笑い話

「ときめきをくれた引っ込み思案なアイツ」という最強パンチラインで始まる名曲。YouTubeにはリミックスしかありませんでしたが、個人的なおすすめは『#ラブリーミュージック』収録の「笑い話 (piano ver.)」。
この『#ラブリーミュージック』、捨て曲ナシでマジで最高ですので絶対に聴いてください。
残念ながら配信はされていないのですが……。
特に「十年先もお見通し」で有名の「はじめまして」、先述の「ルミネセンス」、爆音で聴きたいギターロック「mis」、ボサノバ調の「おやすみ」、串カツラブリーズによるボーナストラックなど盛りだくさんで最高です。Amazonの在庫は僅少なようなので残っているうちに手に入れよう。
④最高の夜だぜ

16人組ユニット「画家」とのコラボ楽曲「最高の夜だぜ」。アルバム『LSC』の初回限定盤ボーナスディスク『ETC』収録。
上の動画は本家画家の内部ユニット?「Café de Gaka」によるセルフカバーです。
音が沢山あってすごく楽しい。まさに最高です。
沢山酔っ払った夜とか、最高の夜だなあって思ったときに路上で口ずさんだりするのがオススメです。
⑤天国はまだ遠い
8分19秒もあるサイケでシューゲな1曲。『LSC』収録。
この曲は特にライブですごく映えます。涙が出るほど感動的です。
僕はシューゲイザー(たとえばマイブラのような)の良さは今まであまりわからなかったのですが(メロディがキャッチーな曲が好きなので)、この「天国はまだ遠い」はすごく好き。
それはきっと、ラブサマちゃんの語りかけるように歌われる歌声が子守唄のようで、深いリヴァーブのなかで包み込むような包容力があるから……だと思います。
なかなかここまでシューゲしている邦楽はないですので、この曲は革命です。
⑥FLY FLY FLY

スカイダイビングするMVといえばSANABAGUN.の「人間」ですが、ラブサマちゃんがスカイダイビングをするのがこの「FLY FLY FLY」。
どこかMGMTとかCHVRCHESとかを感じさせる4つ打ちサイケポップロック。ここまで来ると洋楽ですね。
YouTubeコメント欄だとスーパーカーとかブンブンサテライツとか言われていました。それも一理ある。
EP『人間の土地』の特典DVDにはこのスカイダイビングのドキュメンタリー映像が収録されているらしいのですが、なんと40分間顔出しナシらしい。逆にすごいな。
「海を見に行こう」、「ファミリア」、「High and Dry」と、収録曲の全部が良いオルタナロックなので聴いてくださいね。
ラブリーサマーちゃんと、ルーツ。
ラブリーサマーちゃんの楽曲は音楽的なルーツがあって、良いです。
こう説明してもあまりわかってもらえないのですが、元ネタがわかる曲が好きです。
たとえばブラーのビートルバムとか、シンバルズとか、ああいう。
こういうルーツを感じさせる曲は「ディグ」れるので、Wikipediaで調べる→Apple Musicで聞くという行為(俗にいう「ウィキディグ」ですね(今作りました))ができて良いです。
みなさんもラブサマちゃんを聴いて、そこからいろんなアーティストを更に聴いていくという行為をしましょう。
ちなみにラブサマちゃんと同じクマ財団に所属中の「aoihr」としても活動中のアベシュンスケさん(@abesuke0604)が出演する廃校夏フェス「くらだまフェス’18」を2018年8月25日に開催しますので、そちらもよろしくお願いします(強引な告知)。
一期の先輩として積極的にマウント取ってきたい おめでとうございます〜 https://t.co/8FYKYG5QYh
— アベシュンスケ (@abesuke0604) 2018年6月30日

では。
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