日本のみなさん、グーテンモルゲン。こちら日本。
日本にいながら世界の音楽がいくらでも聴けるのに、日本の音楽しか聴かないのもったいなくないですか? せっかくなら、普通に生活していたら絶対耳にすることのないような国の音楽を聴いてみるのもいいのではないだろうか。
というわけで僕が今回提案したいのが「クロアチアン・ポップス」。ヨーロッパの国クロアチアのポップスです。
冒頭の画像がクロアチアの風景なんですが、綺麗ですよね。地中海行きたいな。
こんな素敵な風土からはやはりいい音楽が生まれる。というわけで聴いてみよう。
Tony Cetinski
上記のおじさんが僕の一番のお気に入り、トニ・ツェティンスキ(Tony Cetinski)なのだが、小太りで少しハゲていてヒゲ面。記事の冒頭にこんなうだつのあがらないおじさんを持ってくるのもどうかと思ったのですが……。
Krik
Tony Cetinski – Krik
上記の曲は彼の曲、Krik。MVを再生すると冒頭、大勢の観客が映るライブ映像が差し込まれる。本国での彼の人気が窺い知れる。
曲はいわゆる王道ポップス。リードギターのイントロで始まり、ミュートギターの静かなAメロ、少し盛り上がるBメロから、ボーカルソロのブレイク(下記記事参照)が入りサビという構成もまさに王道。

そう。クロアチアンポップスはJ-POPなのである。
しかも、日本人が好むサウンドだと思いませんか? メロディアスでコード進行も分かりやすく歌モノ。
そしてトニさんの声も味があってイケている。日本で言うと長渕剛。
ただあの見た目だとどうしても浮浪者にしか見えないのが残念ではある。
Zena nad zenama
Tony Cetinski – Zena nad zenama
上の曲、「Zena nad zenama(ジェナ・ナ・ジェナマ)」はイントロからミスチルのようなピアノとストリングスが入る。小林武史がアレンジしていてもおかしくない。
こんな優雅なアレンジの中でクロアチアの長渕が歌うのかっこよくないですか? かっこいいですよね。「歌詞がよくわからないから洋楽が好き」なタイプの僕はめちゃくちゃ好きです。歌詞の意味がわからないからこそ、音を最大限楽しめる。そういう楽しみ方もアリじゃないですか?
Zbogom odlazim
Tony Cetinski – Zbogom odlazim
この曲も冒頭からメロディアスなギターが入りポップ。シンセサイザーがかっこいい。 エレピの様な音もイケていますね。
Željko Bebek
続いて紹介するのがŽeljko Bebek(ゼリコ・ベベク)。こちらも髭ヅラのおっさん。トニよりはダンディな感じ。旧ユーゴスラヴィアを代表するロックバンド「Bijelo Dugme(ビイェロ・ドゥグメ)」の元ボーカリスト。彼のソロが良いのだ。
Gospodari noći
上の曲「Gospodari noći(ゴスポダリ・ノシ)」は日本語で「夜の紳士」。フィドル(アイルランド音楽で使われるメロディアスなヴァイオリン)とアコーディオンの音がたまらない。
Ako voliš ovu ženu
Željko Bebek & Oliver Dragojević – Ako voliš ovu ženu
クロアチアの曲はしばしばアコーディオンやフィドルのような民族楽器が入る。北欧スカンディナヴィアなどの影響も受けているのだろう。
メロディアスな、アイリッシュなアレンジは日本人との親和性も高い。と思う。どうですか?
いかがだっただろうか
クロアチアの音楽は日本で聴くことはほどんどないだろう。このような普段絶対に聴かないような国の音楽を聴くことが、思わぬ刺激になることもあるだろう。
僕はこういうの好きなのでみなさんも聴いてみてね。
では。
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